2011年03月08日

NASA、所属の研究員が発表した地球外生命体の化石を発見の論文に「科学的根拠なし」



( ・ω・)ノてなわけで〜、Twitterでも昨日の朝ちょっと話題になったんですが、NASAの研究員でありますリチャード・フーバー氏が、隕石内に地球外の微生物の化石を発見したと発表した件を巡り、NASAは現地時間の7日、これを裏付ける科学的根拠はないとする正式な見解を示しました。
まぁ、「NASAは査読を受けていない論文を支持する事はない」と真っ向から切り捨てた感じですなー。

ヾ(´ω` )そもそも、フーバー氏が論文を発表した学術誌「ジャーナル・オブ・コスモロジー」というのは、「地球の生命は宇宙から来た」と主張する研究者グループが発行しているもので、査読付きのきちんとした学術誌ではなく、どちらかというと同好の士が集まって互いの研究を発表し合っている様な冊子だということですしね。
「査読」というのは、同分野の研究者が論文の審査員となって、論文の中身について評価を行う事でありまして、学問の世界で、研究者の業績として評価されるのは、「査読付き論文」だけと言っても良い位です。

( ・ω・)ノさらに言えば、きちんとした査読付き論文と認められるのは,査読プロセスのしっかりした「学術誌」に掲載された場合(有名どころで言えば「サイエンス」や「ネイチャー」の様な)に限ると言う感じですかのぉ。
というわけで、今回のフーバー氏の論文は少なくとも学問の世界においては、評価の対象になるものではないと言う事でありますよ。

ヾ(´ω` )ちなみにフーバー氏の主張は、数種類の「炭素質コンドライト」と言う水や有機物等を比較的多く含んでいる隕石の断片を、高性能の顕微鏡で観察した所「バクテリア様の生命体」と思われる物を発見したというもので、「この化石は地球外からやってきたもので、隕石が地球に落下後混入した物ではない」と言ってるんですがねー。
その「バクテリア様の生命体」の痕跡の組成は、隕石本体とほぼ同じで、地球の生物とは全然違うから地球由来のものが混入したものじゃないって事らしいんですが。
じゃあ、生物だとする根拠は?って感じですよね。

( ・ω・)ノまぁ、大体NASAが支持するような研究だったら、NASAで大々的にプレスリリース出して、記者会見しますしのぉ〜。
今回やたらと報道で、「NASAの研究者」と言う所が強調されてたりするので、NASAの方も黙っていられなくなって「NASAは公式にこの論文を支持しない」と言わなきゃしょうがなくなったと言う感じですかのぉ。
なんか隕石中の微細構造がたまたま微生物っぽく見えるのはよくあることらしいですよ。
というわけで、残念ながら今回の一件はNASAの研究者が趣味の研究を、趣味の冊子に投稿した…位に受け取っておくのが吉と言う感じのものの様ですよ。
posted by Giselle at 23:24 | TrackBack(0) | サイエンス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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